4.三度目の発症(11歳~現在)

まっき様…治療中の20代女性

再々発は、小5の夏でした。
バッサバッサと抜けていったのを覚えています。
友達にも「私の机の周り、髪の毛だらけ。あれ、私のなの」って話した記憶も。

今回は、幼いときからお世話になっている個人病院での紫外線治療でした。
けれど脱毛は収まらず、小5の秋、独唱コンクールに出場するタイミングでウィッグを着用しました。

……かわいくないんですよねー。ほんとに。がっつりオカッパで。
何で昔は、あんなに一律なウィッグしかなかったんでしょうねぇ…(・・?)
その髪型は、高3になるまで続きます。

転機は、高3の秋でした。

たまたま、百貨店のウィッグコーナーを通った際に、母親が店員さんから「ウィッグだとわからない髪型にします」と声を掛けられ(つまり、それほどバレバレな髪形だったと)、そこで初めてウィッグを購入→カットしていただきました。

そのころは神田沙也加さんがデビューして話題になっていた時期だったので、あんな感じの髪型にしていただきました。
それがとっても自然で可愛いのなんのって!
化繊のウィッグでしたけれど、髪型ひとつで、印象がまったく変わるということを実感した瞬間でした(≧∇≦)

彼氏からも好評でした(*^^*)
ウィッグだと知らないクラスメイトからも「ストパーかけた?」って聞かれたり。

そういえば、高1のときは、クラスメイトに元・脱毛症の子がいたことも。
彼女は「漢方薬を服用した」と話してくれました。

従姉も高校時代、髪が大量に抜け落ちた時期があったそうです。
従姉は水をきちんと摂る&お茶やジュースは飲まないという方法で体質改善を図ったそう。

ストレスで円形ができてしまった幼馴染もいました。
母も心配のあまり円形ができました……。

また、高校時代は、“ウィッグをかぶらない人たちがいる”ということを知りました。
私と入れ違いで卒業された先輩。女性です。
写真にも、スキンヘッドのままで、笑顔で写っていました。

その先輩が所属していた部活は、全国大会・最優秀賞の常連です。
だから、海外を含め公演も多く、メディアから取り上げられる機会もたくさんあります。
それにもかかわらず、どの写真を見ても、彼女はいつもスキンヘッドでした。

また、電車内でたびたび乗り合わせる、他校の女の子。
とっても薄毛ちゃんでした。
今思えば、彼女は乏毛症だったのかもしれません。