17.ウィッグでよかったこと・望むこと

『アコ様…完治された30代女性』

私がウィッグにしてよかったことは、なんといっても気持ちが楽になりました。円形脱毛症になってから周りの目がとても気になって仕方がなかった毎日です。朝になると脱毛部分が見えないように髪を結んだり、仕事中でも常に鏡を気にしていたりと外に出ても、脱毛部分のことばかりが気がかりでした。精神衛生的にも、かなり悪かったです。

他にも良かったことがあります。ウィッグを使うようになり、朝のヘアセットは時間を短縮できました。仕事にも前のように楽しく出勤することが出来たりと前向きにさせてくれました。円形脱毛症を忘れさせてくれる時間もできるようになりました。そのほかにも沢山あります。

私は、洋服屋で働いているため、従来の自分の髪の量では不満がありウィッグをつけると若くなったね!などといわれると少しは自信も出てきて、ファッションの幅も広がった気がします。今までもニット帽やキャップをかぶっておりましたがウィッグのおかげで、似合うのがわかってかぶるようになり、トータルコーディネートを楽しむまでになりました。今世間では、ウィッグは珍しいことでもありませんので、自分に合うものが見つかれば毎日楽しく過ごすことが出来ます。

今やフルウィッグのサイトは、ホントにたくさんありオシャレで使用している人もたくさんおります。ウィッグの品質というものは、これから向上し、外観も良いものが増えてくるでしょう。しかし、円形脱毛症の若い人用のオシャレなウィッグという専門的なモノはまだまだ少ないように感じます。

オシャレにウィッグを被る人ならば、その時だけでいいかもしれませんが、円形脱毛症の人は症状が改善するまで長い時間がかかってしまいます。そのためどうしても耐久性や通気性、髪形を変化しやすいものが必要になってきます。ワガママかもしれませんが、これらの機能がそろったものを、廉価品で提供してもらうとすごく助かります。