13.どうしてウィッグにしたのか

『アコ様…完治された30代女性』

前章でお話ししましたストレスのこともあり、私はウィッグに注目しました。私は、元々髪の毛を明るく染めており、円形脱毛症前まではいろんな髪形を楽しんでおりました。しかし、円形脱毛症になってからはお医者さんに、髪を染める事も治療のため中止されていたので、私自身とてもストレスに感じておりました。

また仕事が接客・販売業ということもあり、周りの目がとても気になって仕方ありませんでした。髪の分け目を変えて隠したり、髪をまとめたりしてみました。しかし、私の場合多発型円形脱毛症で範囲が広いため、もし万が一、隙間からハゲている部分が見えたりするんぢゃないかって、いつも仕事をしていても気になって鏡を見る回数も増えました。

それに髪の色もカラーリングした部分と黒部分もハッキリと分かるぐらいになり人前に出るのも嫌になるくらいでした。また、一番困ったのが、脱毛箇所の髪のボリュームが出せないことです。いくら、脱毛部分を隠せても不自然なへこみや、どうしても亀裂のようになってしまうので、髪の毛のセットには毎日苦労しました。

そして、人とのコミュニケーションも問題でした。私は、明るい性格で人と話すのが好きな「イジられキャラ」だったのですが、円形脱毛症後は職場の人と話をしていても、ふとした瞬間の目線もすごく敏感に感じるようになり、人と接するのが苦手になってしまいました。あのときのことを思うとあきらかに被害妄想なのですが・・・。

そして朝も慌ただしく髪をまとめるのも嫌になり、円形脱毛症になった方、私と同じ立場にある人はどうしているのか調べてみました。すると、今のウィッグは私が思っていた以上にかなり高い性能であることがわかり、私はとてもうれしくなりました。
私は、主にこのようなサイトを見ました。
http://www.enkeidatsumou.com/archives/2005/11/post_16.php

使用している方のご意見も拝見し、画像や情報を集めてみると自然に使え、利用者が多いということで安心感と、気持ち的にも解決の糸口が見え楽になったという感想がありました。
私もこれで毎朝の髪をまとめる行為や人からの目線