12.円形脱毛症になってからのストレス回避法

『アコ様…完治された30代女性』

私が通っておりました病院の医師からも指導されたのですが、ストレスをためないように生活を心がけた方が良いと言われました。ストレスというものは、体にとって有害なものや、体に対するデメリットなものなどに対する防衛反応を称してストレスと表現いたします。

このストレスの原因となるものに関しましては、具体的に表現しますと下記のようになります。

・物理的刺激・・・痛いとか寒いとかです。

・化学的刺激・・・お酒、たばこ。

・生物学的刺激・・・病気など。

・心理学的刺激・・・良くない人とのコミュニケーションや些細なことなどを気にするなど。

私の円形脱毛症は、おそらくはストレスからきたものではないと自分では自覚していたのですが、私の場合円形脱毛症になってしまったこと自体がストレスなのです。

円形脱毛症になってから、私は脱毛患部を鏡で1日に何度も見てしまいます。これは、回復の確認でもありますが、一番は初めに脱毛患部を見つけた時の恐怖感から、「進行していたらどうしよう」とか、「新たに脱毛箇所が増えていたらどうしよう」という心理から何度も確認してしまうのです。

ですがこの癖は、ストレス原因の心理的刺激というものにあてはまり、これを繰り返すことによって知らずにストレスを増大させていってしまっているのです。また、医師にや円形脱毛症経験者に言わせると、このように脱毛箇所を気にすることによって治りが悪くなるというお話も聞きました。

円形脱毛症が治ったり、再発を防ぐのに効果的なのは、円形脱毛症を気にしないことが重要なようです。なぜ気にしない方が良いのか?それは、さっき言ったストレスを防ぐということと、あと人間の体に備わっているプラシーボ効果というものが機能してくれるからなのです。

このプラシーボ効果とは、例えばただの豆などを頭痛がする人に、「これは頭痛薬です。」といって飲ませると頭痛が治まったりするという暗示のような効果なのです。人間の体というものは不思議なもので、思い込みなどによっても病気が早く治ったり、痛みが和らいだりするようなのです。

ですから円形脱毛症も、気にしないようにして「円形脱毛症だったことを忘れるぐらいになりなさい。」と私は助言されました。私は、それでもどうしても患部が気になってしまうので、ウィッグを購入してかぶることにしました。そうすることによって、見なくて済むし、自信が持てると思いストレスから逃れるためにも選択しました。