内分泌疾患
難しい響きですが、簡単に表現すると、ホルモンの異常ということだそうです。
産後や、甲状腺疾患のある方に脱毛されたお客様もいらっしゃいました。
ホルモンは、体が正常に機能する為に重要な役割をしていますが、そのバランス が崩れた場合や、異常な働きをした場合に、体のあちこちに変化をきたすそうです。
その中のひとつに、脱毛という症状があります。
原因や理由はなに?
甲状腺機能低下症
甲状腺ホルモンは、全身のエネルギー利用を促すホルモンなので、不足すると全身の倦怠感や無力感が現れるそうです。
加えて頭全体や脇などの体毛、眉の外側に脱毛の症状がでる場合もあるようです。
甲状腺ホルモンは髪の成長に欠かせないホルモンなので、機能が低下してホルモン分泌が減少することが関係していると思われます。
甲状腺機能亢進症
エネルギー消費が高ぶり過ぎて、体重減少やのどの渇き、動機やめまい、発汗、不安感やイライラの症状があるようです。
甲状腺機能亢進症の原因のひとつで有名なのが、バセドウ病という、自己免疫疾患です。
バセドウ病のように自己免疫疾患により、甲状腺機能亢進症になる場合があるようで、内分泌疾患と自己免疫疾患は、同様または密接な関係であるようです。
この疾患を伴って、脱毛症を併発される方もいらっしゃいます。
甲状腺ホルモンの分泌が多くなりすぎて、髪の成長のバランスを崩してしまっていると思われます。
治療方法や病院選びはどうしたらいいの?
診断には血液検査が必要になりますので、比較的大きな病院での受診をお勧めいたします。
適切な検査を受診できるように、症状をしっかり伝えて下さい。
症状改善の為の対策は?
脱毛の原因が内分泌疾患の場合には、病気の完治によって、脱毛が解消されることがほとんどのようです。
まずは原因である病気をしっかり治療されることが大切なんですね。