緩和ケア講演2017。浜の町病院 永山淳先生

緩和ケア講演 リレーフォーライフ福岡2017

緩和ケア講演2017写真1

福岡市内にあります浜の町病院 緩和医療内科 永山淳先生の「緩和ケアの話」です。



現代における緩和ケアとは

まず、永山先生がお話されたのは、「緩和ケア」のイメージは、治療ができなくなって、死を待つ患者さんへ行うケアと思われている方が多いのでは?それだけではなく、現代の緩和ケアは、治療中から受けることができるということでした。

私のイメージも前者だったので、意外でした。確かに治療に際しての不安や体調不良、痛みなどはついて廻るものなので、この段階から緩和ケアが受けられるのだとしたら、それは患者さんやご家族にとっても、とても良いことだと思いました。



緩和ケア講演2017写真2

緩和ケアの対象

この緩和ケアが必要な事例として、以下のことがあげられていました。

1.がんの告知などの悪い知らせ
2.経済的負担、家族の問題など
3.がん治療中に生じるつらい症状
4.がんの進行、終末期のケア

今までは、4.のがんの進行、終末期のケアが緩和ケアと思っていましたが、家族の問題や経済的負担に関することまで対象になるとは、驚きました。



緩和ケア講演2017写真3

緩和ケアを受けるには

この「緩和ケア」を受けるには、各県にある「がん治療連携拠点病院」として指定されている病院に緩和ケアの相談をしたいと申し出るればよいそうです。

その病院で治療を受けていない患者様やご家族の方でも大丈夫だそうです。指定病院には、看護師、医師、薬剤師、医療ソーシャルワーカー、臨床心理士の皆様による緩和チームがあり、それぞれの患者さんのつらさについて、チームで話し合いながら評価し、内容に応じてそれぞれの専門職が対応してくれます。

問題解決の為に、主治医と連携をして取り組んでくれるとのこと。

なんだかとても力強いですね。こんな制度があることは知りませんでした。



緩和ケア講演2017写真4

緩和ケアが大切にするナラティブとは

がん治療と一言でいっても、色々な選択肢があり、その都度悩んだり、決断を迫られたりする場面がありますよね。

どれが正解といえない場面も多々あると思います。

その方の今まで歩んできた道のりやご家族との関係、考え方、生命観、人生観、倫理観、経済的事情、社会的立場、宗教観、これまでの生活・・などなど、様々なストーリーが患者さんによって違います。

そのストリーや、そこに耳を傾けていく関係性などを総合して、ナラティブというそうです。

緩和ケアでは、このナラティブを大切にして、それぞれの患者さんやご家族が何を大切にされているのかや、医学的な情報を整理して、その方なりの答え探しの手助けもしてくださるとのこと。



緩和ケア講演2017写真5

いのちに関わる場面では、今までの自分やご家族と真剣に向き合うことになると思います。

それぞれに納得のいく答えが見つかると良いですね。

今回この緩和ケアのお話を聞けて本当によかったです。

浜の町病院の永山先生、どうもありがとうございました。

子宮がん講演2017写真6





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