サバイバー&ケアギバーMIXトーク RFL福岡2016

サバイバー&ケアギバーMIXトークショー リレーフォーライフ福岡2016

RFL福岡2016サバイバー&ケアギバーMIXトーク1

リレーフォーライフ2016 「サバイバー&ケアギバーMIXトークショー」拝聴しました。

2人のサバイバーと1人のケアギバーによるトークショーがありました。 そして、昨年までリレーフォーライフ実行委員としてご活躍されていましたSさんの2年前のVTRが紹介されました。
※Sさんは今年の夏、リレーフォーライフを卒業、天国へと旅立ちました。心よりご冥福をお祈り申し上げます。




40代・女性サバイバーTさんのお話

43歳で乳がんを患い、その時の経験をお話しいただきました。

Tさんの場合は、早期発見ということもあって、手術のみで抗がん剤治療を 受けなくてよかったそうです。

Tさんのお母様も、実は癌で他界されていまして、癌と告知された時は、 癌=死と真っ先に思ったそうです。

それから、子供たち、ご主人のこと、ご主人の次の奥さんのこと等、いろいろ なことを考え悩んだと仰っていました。

Tさんにとって、癌と分かった途端に、全てのことキャンセルしないと いけない現実が、とても辛かったそうです。

子育て、仕事等、自分の気持ちをどう整理してよいか分からなかったと 当時のお気持ちをお話しいただきました。

そんなTさんにとって、心の支えとなったのが、家族であり、友人だった そうです。

子供たちが毎日、お見舞いに来てくれたり、普段連絡もとっていないような 旧友が、噂を聞きつけて、お見舞いに来てくれたりしたそうです。

その時、「友達ってこんなにいいもんなんだ。。。 自分自身、忘れていることが多いことに気づいた。。。」と仰っていました。

それから、周囲に対しての感謝の気持ち、家族の優しさ・温かさに 自分自身も頑張らなきゃと思うようになったそうです。

癌は、身体の傷と心の痛み、両方のダメージがあります。

特に心の痛みが辛く、その痛みと葛藤した自分自身の経験から、 闘病中のサバイバーの方に向けて、「口に出すことによって消化 される」とアドバイスを送られていました。

「今思えば、病気になり、早く知ることができたのもお母様のお告げ があったからかも。。。

また、病気になったことで、家族の大切さ、優しさを知ることが できた」と、前向きにとらえていました。

一人で悩むより、声に出して、みんなと協力して癌と闘っていく。 そして、それをみんなに伝えたい、という想いをTさんのお話から 強く感じました。




40代・女性サバイバーKさんのお話

Kさんは現役のナースで、愛知県犬山市にお住まいです。 今回、リレーフォーライフのためにお越しいただきました。

長男を出産後、毎年のように癌検診を受けていて、その年の検査でも 異常なしの結果がでていたそうです。

しかし、ご自身で胸にしこりを見つけため、すぐに再検査を行ったそうです。

検査の結果、乳がんと診断され、すぐに手術が必要と告げられました。

今から8年前のクリスマスイヴの日のことだったそうです。

Kさんのすごいところは、それでも、家族にクリスマス プレゼントを買いに行ったところです。

「家族と一緒にいつものクリスマスを過ごしたい、という気持ちがあったので、 例年通りの行動をおこなった」と仰っていましたが、

自分自身が同じ状況になったなら、気持ちが落ち込んでしまって、 クリスマスを家族と過ごすことを考える余裕 もきっとできないと思います。。。

年明け早々、全摘出の手術、さらに脇に転移も見られ、脇の リンパもとることになったそうです。

当時まだ4歳だった小さな息子さんは、お母さんの胸を見て泣き、 その姿にTさんは、とても心を痛めたと仰っていました。

Kさんの乳がんは、「トリプルネガティブ」という種類のものだそうです。

「トリプルネガティブ」とは、「エストロゲン」「プロゲステロン」「HER2(ハーツー)」に対する受容体がない乳がんのことで、 予後があまりよくない乳がんと言われているそうです。

私は初めてこの言葉を聞いたのですが、「トリプルネガティブ」から 察するに、とてもよくない種類の乳がんと容易に像像できました。

Kさんの場合、治療は抗がん剤治療だけで、ホルモン治療は 受けられなかったそうです。

しかも2種類目の抗がん剤治療で、アレルギー反応があり、 治療を一時ストップせざるを得ない状況になったそうです。

それでも何とか少しずつ治療して、現在に至っているとのこと でした。

Kさんはナースであったために、主治医からの詳細な説明もなく、 「看護師だからわかっているよね」と簡単な説明に終わり、 納得いかない不満があったそうです。

でも、看護師だからこそ、知っていることもあると気持ちを 切り替えられたと仰っていました。

「先生から治療法を教えてもらい、治療方法を選ぶ ことができる」と、前向きに考えるようになったそうです。

この時の気持ちをKさんの趣味でもある登山に例えて、「山を いっしょに登ってくれる人」と思うようにしたそうです。

それから、主治医との仲もよくなり、わだかまりもなくなって いったそうです。

Kさんは癌になったことで、身近にいる人が大切な人だと、 利害関係なく傍にいて支えてくれる人が本当に大事な人 なんだと気づいたと仰っていました。

家族や友人、支えになっている周囲の人々に感謝の気持ちを 述べられていました。

Kさんの場合、看護師さんだからこそ気持ちの整理が上手にできたのかもしれませんが、

前向きに、そして冷静に気持ちを切り替え、一歩一歩前進して いくという強い気持ちが込められているように思いました。




50代・男性ケアギバーGさんのお話

男性ケアギバー(癌になった人をサポートしている人)Gさんのお話しです。

Gさんは、アメリカユタ州出身の53歳です。 福岡のテレビCMにも出演しているマルチなアメリカ人です。

来日して30年になり、日本語ペラペラ、リレーフォーライフにも毎年参加されています。

Gさんがお話しされたのは、実のお父様、そして義理のお父様のお話し でした。

実のお父様は、前立腺がんで、わずか2か月前に天国へ旅立たれました。 とても辛い状況の中、今までの経験をお話しいただきました。

実のお父様とGさんは、仲が悪い時期があったそうです。 それは、お母様との離婚が原因と仰っていました。

それでも8年前に和解し、いろいろ話し合ったりするまでの仲に戻れたそうです。

一番最近では、お父様がお亡くなりになる2週間前にテレビ電話で、長時間お話 しされたことをとても嬉しそうにお話しされていました。

お父様は牧師さんで、自分にとって「宗教」が大切なものと、小さい頃から教わっ てきたそうです。

そして、義理のお父様は、脳梗塞、癌を併発し、3年前に天国へ旅立たれました。 義理のお父様の容体が悪化していく状況を見るのは、とても辛かったと涙ながら に仰っていました。

二人との別離を経験し、Gさんは、「人生は一つである」と皆さんに語りかけま した。 その「一つ」は何であるのかを考える必要があると。。。

実の父は「宗教」、義理の父は「仕事」。 もちろん、前提に家族ありきで、周囲の支えがあってのことです。 その状況で、Gさんが皆さんに訴えたかったことは、怖がって小さくなっていて も何も始まらないということ。

目的・目標があって、今を生きる。今に感謝する。 明日があるかは誰にも分からない。 大切な二人(父)がいなくなった今こそ、自分自身がしっかりして、目標を 定めて、夢に向かって進んでいかなければならないと仰っていました。

「何かを期待するのではなく行動し感謝する」

一番死亡率の高い食生活を改善する、これも行動、そしていろいろな意味での 「愛」を大切にするとおっしゃっていました。

癌の早期発見・早期治療も大切ですが、食生活の改善による病気にならない健康な身体作りも大切ですね。

学んだ情報を広く発信することも、私たちウィズの使命だと感じました。




実行委員だった40代女性・SさんのVTR

2年前のリレーフォーライフのステージでお話しいただいたVTRを 拝聴させていただきました。

とても明るく、行動力があり、生前はリレーフォーライフのことを とても気にかけていらしたそうです。

当日、とても霊感の強い方から、「今日、Sさん、来てるよ」と言われ 実行委員の皆様、ボロボロと涙がとまらなかったそうです。

VTRの最後でも、自分がこうして頑張っている姿を見て、少しでも 周りに勇気づけられたら。。。という思いを話されていました。

その想いを受け継いで、これからもリレーフォーライフは続いていく と信じ、私たちも微力ながら、少しでもお手伝いさせていただきたい と思いました。


RFL福岡2016サバイバー&ケアギバーMIXトーク2


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