「子宮頸がん撲滅に向けて」公開講座に参加しました①
2013年10月26日、福岡市の純真学園大学で行なわれた公開講座『子宮頸がん撲滅に向けて』を拝聴してきました。
純真学園大学は九州初の医療系4学科を同時設置した保健医療学科があります。
この度、学園祭のイベントの一環として比較的若い世代にも罹患率の高い 子宮がんをテーマとして、公開講座が行われました。
「子宮頸がん撲滅に向けて」公開講座のプログラムは以下でした。
講演1「新しい細胞診で進化する子宮がん検診」
子宮頸がんの発症について、原因であるHPV(ヒト乳頭腫ウイルス)の関与や、前がん病変である異形成も含めて病理学的な解説をすると共に、子宮がん検診で行われている細胞診について説明します。また、新しい細胞診の方法であるLBC(液状化検体細胞診)を紹介し、今後の子宮がん検診のあり方や新しい可能性について触れます。
講演2「子宮頸癌の臨床の実際」
子宮頸がんの臨床について診断や治療を中心に解説し、子宮頸がんのワクチンの有用性や副作用についても触れます。
1:子宮がんとは(頸がんと体がんの違い、頸がんの疫学)
2:診断の進め方(細胞診、コルポ、生検、進行期診断)
3:治療方法(手術、放射線、化学療法、治療法の変遷も少し)
4:話題のHPV(HPVとは、再度頸がんの疫学、複合性疼痛症候群について少し)
講演3「あたし子宮がなかばってん笑うて生くばい!」
☆健康である・・・ご飯が美味しく食べられる・・・仕事が出来る・・・歩ける・・・見える・・・聞こえる・・・そんな当たり前の事がとっても大切な事なんだってことを忘れないで欲しい。
☆今出来る事を精一杯挑戦して欲しい。(ず~っと頑張らなくていい・・・今日1日、今だけでいいんだよ・・・)
☆・・・どんな理由があったとしても・・・自分にかかわった人・・・誰一人として傷付けて欲しくない。 人は人によって命までもが助けられるけど・・・人は人によって命まで失ってしまうから。 1分1秒でも・・・楽しく・・・生きていたい・・・。 人生は長く生きられたから幸せだとは思わない。短くても意味のある人生を送りたいって思う。
講演1「新しい細胞診で進化する子宮癌検診」と、講演2「子宮頸癌の臨床の実際」では 若年層にも発症率の高い子宮癌の種類や診断方法などの知識を得る事ができました。
講演3「あたし子宮がなかばってん笑うて生くばい!」では実際に子宮頸がんと診断され、治療をされて現在がん撲滅のための活動をされている 宮部治恵さんの体験談を聞くことができました。
宮部治恵さんの実際の体験談は、子宮を失った悲しい思いは同じ女性として とても心に響きました。
宮部さんのように私自身もリレーフォーライフなどの活動を通して、悲しい思いをする人が ひとりでも少なくなるように、そして今、癌で苦しんでいる人の手助けが少しでもできるように 努力していきたいと思います。
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