抗癌剤治療の副作用で脱毛が始まっても慌てない!抜け毛対策3大ポイント
【1】脱毛が始まる前にウィッグを準備
抗癌剤の初回投与から、約1~2週間くらいで少しずつ抜け毛の量が多くなってくることが多いようです。
髪が抜け、ヘアスタイルの外見が大きく変わると、精神的ショックを受けることがあります。
毎朝、鏡で自分の髪を見るたびに気がめいるという患者様も多くいらっしゃいます。
そういった精神的ストレスを和らげるためにも、治療を始められる前に医療用かつらや帽子やバンダナなどを用意することをお薦めします。
医療用ウィッグを付けて今の髪形とほとんど変わらないようにしていると、気持ちが落ち着くと思います。
将来的に髪がすべて抜けてしまって、慌てる前に、時間と心の余裕をもって準備されると良いでしょう。
ウィッグを着け以前と変わらないと思うと、明るく前向きな気分になります。
【2】髪のお手入れはやさしく丁寧に
副作用による抜け毛の量が多いと、抜け落ちた髪を目の当たりにして、精神的ショックを受けることがありようです。
治療開始前に髪をあらかじめ短くショートスタイルにしておくと、抜け毛が始まっても髪のお手入れが手軽です。
また、髪の毛のケアの際には、できるだけ負荷をかけないようにすると良いでしょう。
抗がん剤の副作用で髪が抜ける際に、ピリピリした感じがあることもあります。
タオルや頭をカバーするための帽子もニット帽などの柔らかいものにした方がいいでしょう。
髪をブラシで梳くときには、クシ通りが滑らかで、肌触りの柔らかいブラシを利用すると良いです。
髪が束で抜けると、抗がん剤の副作用のストレスを強く感じてしまいます。
視覚的な抜け毛のストレスを緩和する工夫もしてみてはいかがでしょうか?
【3】頭皮には刺激を与えず、清潔に。
頭を多いクッションの役割をしていた頭髪が抜けて、頭皮が露わになると、髪がある時と比べて刺激を受けやすくなります。
頭をシャンプーする時は爪を立てず、指先の腹でやさしく洗髪しましょう。
シャンプー剤も、刺激の抑え目の低刺激タイプを使うことをお奨めします。
また、パーマやカラーリングの薬剤は刺激が強すぎるため、しばらく避けた方が無難です。
さらに、頭皮は清潔に保つよう心がけましょう。
脱毛の副作用が起きる頃は、体の免疫力が低下していて、感染症になりやすくなっています。
従来の生活習慣と同様の頻度でこまめにシャンプーして清潔に保つことをお薦めします。
医療用ウィッグとは、抗がん剤治療の副作用による脱毛といった医療目的で使うカツラです。。写真はイメージです。
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