抗癌剤の副作用による脱毛について
抗癌剤の特徴は、細胞の中にあるDNAや細胞自体に致命的なダメージ、障害を及ぼすような効果があります。
がん細胞は細胞分裂が活発に行われておりますので、それだけがん細胞の攻撃にさらされやすくなります。
しかし、がん細胞だけでなく、正常細胞でも、血液をつくる骨髄の造血細胞や口腔粘膜、消化管粘膜、 毛根細胞等は活発に細胞分裂をしていますので、抗癌剤の作用を受けやすくなります。
造血細胞が傷ついてしまいますと、赤血球や白血球、血小板などが作られなくなることもあります。
その結果、副作用として貧血や深刻な感染症、出血などを引き起こしやすくなります。
また毛根細胞が傷ついてしまうと脱毛が見られ、口腔粘膜なら口内炎、消化管粘膜なら吐き気や下痢といった 症状が副作用として現れます。
最も起こりやすい副作用は吐き気、脱毛、白血球の減少等です。
副作用の起こりやすさは抗癌剤の種類によって違いがあり、また個人差もあります。
抗癌剤のほとんどが、その効果を得るために、どうしても副作用が避けられないようです。
脱毛する時期は、治療開始後すぐというよりは、10日から2・3週間後ぐらいで始まることが多いようです。
抗癌剤治療で使う予定の薬が脱毛の可能性が高いとお医者様より説明を受けた場合は、抗癌剤治療が始まる前に 医療用かつらの準備をしておくことをお勧めします。
脱毛が始まる時期と白血球が下がってくる時期が同じである為、医療用かつらを購入する為の外出が難しくなる ことが多いからです。
抗癌剤の投与後、脱毛が始まってからウィズにご予約頂いたお客様が、当日体調がよくならず、キャンセルされる ことがしばしばあります。
前もって、準備しておくと精神的にも余裕ができ、治療に専念することができたと感謝のお便りを頂いたこともあり、 ウィズではこのようなケースが理想的かと考えております。
オーダーメイドでも医療用のかつらをお作りすることができますが、作製期間が45日ほどかかりますので、治療が 始まる前にかつら作製の準備をして、治療後からお使い頂く方もいらっしゃいます。
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