乳がん講演。たなかクリニック田中千晶先生
乳がん講演 リレーフォーライフ福岡2016
福岡県糸島にある、たなかクリニックの
田中千晶先生による乳がん講演を拝聴しました。
現在、日本では2人に1人が癌になり、3人に1人が癌で亡くなっているそうです。
まさか私が…。
私も乳がんになるのかしら…。
もう他人事ではありませんよ!
2012年の罹患者数が多い部位(全国推計値)の統計によると、
男性は、
1位:胃がん
2位:大腸がん
3位:肺がん
4位:前立腺がん
5位:肝臓がん
女性は、
1位:乳がん
2位:大腸がん
3位:胃がん
4位:肺がん
5位:子宮がん
そして、2014年の死亡者数が多い部位(全国推計値)では、
男性は、
1位:肺がん
2位:胃がん
3位:大腸がん
4位:肝臓がん
5位:膵臓がん
女性は、
1位:大腸がん
2位:肺がん
3位:胃がん
4位:膵臓がん
5位:乳がん
乳がんにかかる人は多いけれど、予後は他の癌に比べると良いそうです。
だから、がんの早期発見はとても大切になります。
乳がんはどの年代に多い?
ここでクイズ1です。
乳がんはどの年代に多いでしょうか?
1.20~30歳代
2.40~50歳代
3.60~70歳代
答えは、
2.40~50歳代なのです。
乳がんは、30代後半から増え始め、40-50代の女性に最も多い病気です。
家庭で、そして、職場で欠かすことのできない女性がこの病気のために悩み苦しんでいます。
女性は 家庭や社会の重要なメンバーです。
乳がんは他のがんと比較すると、発見・早期治療できれば治る可能性が高いのです。
そのためには何よりも早期発見が大切です。
1センチの大きさになるまでに何年かかる?
では、クイズ2です。
1センチの大きさの乳がんになるまでに何年かかるでしょう?
1.3年
2.5年
3.10年
答えは、
3.10年なんだそうです。
乳がんは、しこりを触っても、、
痛みもない、かゆみもない、 赤くもない、、と
自覚症状が分かりにくいそうです。
日本での乳がん検診受診率は?
続いて、クイズ3です。
日本での乳がん検診受診率はどれくたいでしょう?
1.70~80%
2.40~50%
3.10~20%
答えは、
3.10~20%です。
もしも精密検査でひっかかってしまったら・・
検査結果が怖い・・・と言う女性もいるかもしれませんが、、
1,000人検診を受けた場合、異常あり(精密検査が必要)という人は約90人ほど。
乳がんの 診断を受ける人は約3人ほどいう確率だそうです。
また、乳がんと診断されても、癌の大きさや形、がんの広がり、癌の性質は人それぞれ違うそうです。
もっと気軽に積極的に乳がん検診を受け、 きちんとした根拠に基づいた治療を受けることが重要です。
たなかクリニックの病院スタッフさん達は、team.TANAKAとして、病院一丸でリレーフォーライフに参加されていました。 私たち医療用かつらWithの隣のブースでした。
スタッフ手作りの衣装をまとったカワイイ子どもさん達が仮装大会に登場したりして、会場を盛り上げていました。
乳がんで悲しむ人が一人でも少なくなるように、そして、乳がんとともに向き合って過ごしていく お手伝いができれば、、というメッセージを発信されていました。
一人でも多くの女性が、積極的にがん検診を行い、万が一を予防して欲しいと切に願います。
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