「子宮頸がん撲滅に向けて」公開講座に参加しました②

子宮癌についての講演を聞いて改めて検診の受診と若い年代でもワクチンの接種などの 必要性と自分の体を過信してはいけないと切に感じました。

特に子宮頚癌については細胞診でかなり正確に癌細胞を発見できるので 検診は定期的に受診しようと思います。

「子宮頸がん撲滅にむけて」というタイトルに興味を持ち、講座を受講しました。


①「新しい細胞診で進化する子宮癌検診」
②「子宮頸癌の臨床の実際」

・子宮体癌→内膜から発生する腺癌
・子宮頚癌→頚部から発生する扁平上皮癌(若年から発症)
原因はHPV(ヒト乳頭腫ウィルス)によって発生
150種の中のいくつかがハイリスク群(特に16と18種)だが、ワクチンにより予防できる
世界で2分に1人が死亡・日本では1日に7人が死亡している
(日本:発症率11.11%・うち死亡率2.96%)
(子宮頚癌の過程)
正常→異形成(軽度・中等度・高度)→上皮内癌→浸潤癌

子宮頚癌検診の実際(対象20歳以上・主に細胞診)
新しい細胞診LBCとは・・・
従来  検体→塗抹→固定
LBC(液体化検体細胞診) 検体+固定液→塗抹
これにより採取の標準化や塗抹の標準化などのメリット
日本の子宮癌検診率は低い 23.7%(例.アメリカは82.6%)
※子宮癌と乳癌検診は無料クーポンがあるが、実際検診を受けるひとは20%程度


「新しい細胞診で進化する子宮癌検診」、「子宮頸癌臨床」では、比較的若年層に 罹患率高い子宮頸がんについてHPVウィルスのハイリスク群が原因で発症することや、 インフルエンザのようにワクチンで予防ができる事、LBCという細胞診でかなり正確に 診断ができることを聞いて、子宮頸がんに関してはひどくならずに発見し、治療する事ができる 事が分かり、定期的な検診とワクチンの接種が必須だと気づきました。



③「あたし子宮がなかばってん 笑うて生くばい!」 宮部 治恵さん

34歳の時出血→子宮頚癌と診断→子宮・卵巣。リンパ摘出→2005年直腸に転移余命1年と言われる

一人でがんと向き合うことは容易ではない
・うつ状態で誰にも会いたくない
・子宮を失ったことを受け入れられない(妬みや嫉妬)
・抗がん剤の副作用で仕事を休む(迷惑をかけた自分を批判)
→その後《リレーフォーライフ》を知る。自分はここで歩きたい!!
→2006年8月退院→9月リレーフォーライフで歩けた!!!
→2008年再婚
→《リレーフォーライフ》を福岡で開催
→アメリカの《リレーフォーライフ》にも参加(現在世界で年間5500箇所で開催)
キャンサーギフト(ガンの贈り物)
・気づいたことがたくさんある
・家族や友人の大切さ
・普通に生活できることに感謝




「あたし子宮がなかばってん 笑うて生くばい」では、実際に子宮頸がんにかかって、 子宮と卵巣、リンパを摘出され、また直腸に転移しても周りの人に支えられて治療され、 現在ではキャンサーサポート代表を務められ、「リレーフォーライフ」福岡の開催に尽力されたり、 癌撲滅に活動を通して積極的に関わっていらっしゃいました。

中でも、「キャンサーギフト」癌の贈り物という言葉が胸に響きました。

がんになることでまわりの人の大切さや普通に生活できることへの感謝など気づいたことがたくさん あったそうです。

がんになってとてもつらい経験もしたけれど、生きている限り限りある一生を明るく生きていくと 仰っていました。

がんになられた時の気持ちは私には測り知ることはできませんが、私でも何かできる事があれば 「リレーフォーライフ」などの活動を通して微力ではありますが、力になれたらと思いました。

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