抗がん剤で脱毛した時のかつら

ウィズでは、抗がん剤の副作用によって脱毛し、かつらをお使いになる患者様が多くご来店いただいています。

抗がん剤とは、悪性腫瘍であるがんの増殖を抑えることを目的とした薬剤のことで、制がん剤と呼ばれることもあります。

抗がん剤はもともと強い毒性を持つことが多いため、がん細胞だけでなく通常の健康な細胞までも攻撃してしまいます。

抗がん剤の副作用である、吐き気や肌荒れなどは、このような薬剤の働きから起こるのです。

抗がん剤の副作用の脱毛も、健康な髪の毛の細胞を抗がん剤が攻撃するために、脱毛が起こります。

抗がん剤の種類や強さや薬の量や、その患者様の体調や体質にもよりますが、10から20日頃から脱毛が起こります。

抗がん剤投与から一週間くらいの初期段階では、髪にも頭皮にもあまり変化はありませんが、頭皮が敏感になり、ヒリヒリした感じになるという患者様のお話をお聞きしたことがあります。

そして、1ヶ月から3ヶ月くらいで髪がすべて脱毛してしまうようです。

抗がん剤投与を開始したら、脱毛という精神的なストレスを感じてしまうという患者様のお話もお聞きしたことがあります。

今まではロングヘアーだったが、髪が脱毛して、抜け落ちた髪を見ると、心が沈んでしまうという理由から、髪をショートにされたそうです。

髪型をショートヘアスタイルにすることで、抗がん剤投与が始まり、髪が脱毛したとしても、抜け落ちた髪が少量に感じて、不安な気持ちが緩和できるということです。

医療用かつらワンポイントアドバイスまた、医療用かつらをお考えでしたら、抗がん剤化学療法の開始前にご用意することをお薦めします。

抗がん剤の副作用による脱毛が始まる前かつらを準備することで、精神的にもゆとりが生まれ、安心して病気治療に専念できるかと思います。

かつらを慌てて購入したけど、サイズがあわなかったり、髪型が不自然で使えなかったという患者様もいらっしゃいます。

かつら選びは、時間に余裕を持って、実際のかつらをご試着した上で購入されることです。

また、脱毛が始まる前にかつらを選ぶことになるので、髪が抜けた後を想定して、フィット感を十分にイメージしながら選ばれることをお薦めします。

病院にて抗がん剤治療の方針やスケジュールが決まりましたら、お早めにかつらをご用意ください。



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